全国棚田(千枚田)連絡協議会

先人たちの知恵を学び、環境保全、国土保全と農村文化を考える

新着情報
2023年7月12日第28回全国棚田(千枚田)サミット募集開始【令和5年8月31日まで(先着順)】
2023年5月22日第28回棚田サミット開催日のご案内
2022年7月8日『2022年度棚田学会大会シンポジウム』お知らせ

棚田とは

棚田とは、山腹・谷間などの傾斜地に階段状に作られた田のこと。水平な田面が段を重ねる様が棚に似ていることから、こう呼ばれる。また、小さな棚田が数多く見られるところでは、千枚田とも言われる。
傾斜が急な地では、それに耐えられる石垣作りの土手、緩やかな地では、土盛りと、地形・気候・風土に合わせ作られたため、棚田の形は様々。山間地などに存在し、他の影響を受けにくいことから、生物的多様性保持といった役割も担っている。
棚田は日本だけでなく、米作を行っている世界各国で見ることができる。
棚田は、日本全国の水田面積の約8%にあたる22万1000haを有するが、その地形から、労力がかかるわりに収穫が少なく、また、耕作者の高齢化になどより、耕作放棄となるケースもめずらしくない。1970年以降の減反政策も棚田耕作放棄に拍車をかけた。
これを何とかしようと、1995年、第1回棚田(千枚田)サミットが高知県梼原市で開催された。
棚田、そして、日本の原風景である農村山の景観を維持するため、棚田オーナー制度を導入したり、米よりも耕作しやすい作物に切り替えたりなど、各地で様々な活動が行われている。
棚田は米の生産だけでなく、地滑りなどを防ぐ「砂防」の役割や貯水・大雨による川の氾濫を緩和する「水源のかん養」といった役割も担っている。

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