第29回全国棚田（千枚田）サミットを開催しました

令和6年10月17日（木）から18日（金）までの2日間、長野県上田市において第29回全国棚田（千枚田）サミットｉｎ上田が開催されました。

カカワレル棚田　～「ずく」を集めて未来につなぐ～　をテーマに、全国から500名を超える参加者・関係者の方の御参加をいただき、棚田を含む中山間地域の様々な課題や先進事例を共有・発信しました。 ※ずく…「やる気」や「根気」を意味する長野県の方言

式典

第1分科会
テーマ：棚田活用の取組み方とねらい　～棚田保全に必要なこととは～
コーディネーターは信州大学学術研究院の内川義行准教授

第2分科会
テーマ：棚田と教育機関との連携　～入り口としての教育機関とその広がり～
コーディネーターは長野大学環境ツーリズム学部の満尾世志人教授

第3分科会
テーマ：企業も棚田も得するかかわり　～稼ぐ棚田を考える～コーディネーターは岡崎酒造株式会社の
岡崎謙一代表取締役

第4分科会テーマ：子どもたちが創る棚田のミライ～アイデア出しワークショップ～コーディネーターは子どもの非認知能力を育てる教室「アソビノ」の沓掛瑞穂代表

ミニ分科会
参加者全員が車座になって自由に意見を出し合う「ミニ分科会」も開催しました
進行のサポートは稲倉の棚田保全委員会が行いました。

稲倉の棚田でお米作りや学習を行っている、上田市立豊殿小学校の全校児童による発表。

元旦の地震と9月の豪雨で大きな被害を受けた、能登半島の白米千枚田愛耕会から現地の状況等の報告もいただきました。

上田市にある日本の棚田百選「稲倉の棚田」の保全活動を行う稲倉の棚田保全委員会の事例発表では多くの質問が寄せられました。

現地研修会稲倉の棚田や姨捨の棚田を中心に、上田城跡公園や柳町通り、塩田平のため池群なども巡りました。

第30回の棚田サミットは、大分県別府市で開催されます。閉会セレモニーでは別府市長から次期開催地の御挨拶をいただきました。

棚田サミットに御参加いただいた皆さん、ありがとうございました！
また来年もお会いできることを楽しみにしております！